人材育成で悩んだらやってみて!ワークショップ【100のやりたいことリスト作り】

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人材育成で悩んだらやってみて!ワークショップ【100のやりたいことリスト作り】

人材育成を担当しています。
何をどう教えていけばいいか…

いつも堅苦しい勉強会や研修になってしまいます。

それ、いつもと趣向が違う100のやりたいことリスト作りをスタッフにやってもらうことで、効果的な人材育成ができますよ。

  • 医療福祉の専門相談員を25年やってきた経験あり
  • 職場の人材育成の担当をしており、実際におこなった勉強会をご紹介します
  • 実際にスタッフの成長につながった、効果の期待できるワークです

人材育成の担当者の悩み「何をどうやったらいいかわからない」

人材育成の担当者の悩みを解決する方法「100のやりたいことリストつくり」

悩む女性

いざ、自分が人材育成の担当になると、何をどうやっていけば不安になるものです。

私も担当として、会社の理念・技術・ビジネスマナーなどをわかりやすく、伝える努力をしてきたつもりです。

でも、何人かのスタッフが退職してしまうことがありました。

原因は、次のことが理由ではないかと考えました。

  • 教える側の価値観をスタッフに押し付けてしまう
  • スタッフの個人の価値観や大事にしていることを、担当が理解していない
  • 人材育成担当・スタッフ・職場の仲間の信頼関係が未熟だった
人材育成担当
人材育成担当

何よりも会社の理念や業務の習得が優先では?

会社の理念・方針に添って業務が行われることは大前提ですね。

加えて、そこにスタッフが大切にしている価値観も加わります

  • スタッフが何を大切に思い、行動しているかを知る
  • 人材育成の担当である自分と、スタッフとの価値観のすり合わせ
  • 担当とスタッフの信頼感の構築

これらが意外とおろそかになってしまうのです。

私自身も、スタッフとの信頼関係の構築をしっかりやらず、実務教育ばかりに力を入れてしまったばかりに、スタッフの心が離れていってしまいました。

担当
担当

じゃあ、どうしたらいいか…
時間だってないし…

そこでやって頂きたいのが「100のやりたいことリスト作り」です。

えっ!職場でそれ⁉と思うかもしれません。

ところが、100のやりたいことリスト作りと職場を組み合わせることで、波及効果が生まれるのです。

  • カードの用意と説明のみでできるので担当の負担も軽い
  • スタッフの思考の方向性や、大切にしている価値観がわかる
  • 堅苦しくないワークで、効果も狙える

OJT(実務教育)と組み合わせると良い

今回ご紹介するワークを行いながら、実務教育をおこなっていくことが、望ましいと思います。

スタッフの価値観と人材育成担当の考えのすり合わせをしているので、スムーズに育成が進みます。

もう悩まない!人材育成のワークショップの進め方

ビジネスマンとパソコン

やる目的が大事、しっかり伝えてから始める

まず、職場で行う学習会である以上、キチンとした目的をスタッフに話しましょう。

各自持ち帰って行う課題や提出物の期限の厳守等、しっかりと伝えておきます。

  • 自分の願望・実現したいこと・何を手に入れたいかを明確にする
  • 自分自身を知り、しっかりとした価値観を持ち今後の仕事に生かす

この目的をしっかり伝えましょう。

スタッフにしっかり取り組んでもらえるように、担当が説明をしましょう

手
100のやりたいことリスト作りの主な進め方
  1. スタッフ1人に対し100枚のカードを用意する(100均に売ってます)
  2. 1枚のカードにひとつの願望を書いてもらう(必ず100個100枚書くこと)
  3. 学習会では触りだけ行い、後は各自持ち帰ってじっくり取り組んでもらうで良い
  4. 100枚並べて写メを撮ってもらい記録に残してもらう
  5. 書いたら各自100枚を並べて自分の思考の傾向を探ってもらう
  6. スタッフが自分自身を分析した内容を、担当と共有する(いちばん大事!)
  7. 書いた願望を実現できるよう声掛けする

詳しく解説します。

1、スタッフ1人に対し100枚のカードを用意する(100均に売ってます)
大きさは名刺サイズがいいかと思います。
カードであることがポイントです。
スタッフの人数分を用意してください。

2、1枚のカードにひとつの願望を書いてもらう
ここ大事ですしっかり伝えて下さい。

  • 1枚のカードにひとつの願望を書く、複数はダメ(後で並べ替えをするから)
  • 全部叶うという気持ちで夢・希望・願望を書く
スタッフ
スタッフ

何だか…恥ずかしくて書けないかも。

職場では書いた内容を、発表しないのが前提です。
それをスタッフに伝え、心置きなく書いてもらうよう、担当が伝えて下さい。

100枚書かなければいけない理由もしっかり伝えて下さい

  • 自分の頭にあることは漠然としていて客観的に見れない
  • なのでカードに書き、可視化することで客観的に見ることができる
  • 自分の願いが可視化されることで、自分が本当に願っていることが浮き彫りになる
  • たくさん挙げることで、自分の忘れていた昔の夢や、無意識に望んでいることが出てくる
  • カードに書くと並べ替えができて思考の整理ができる
  • 頭が空っぽになるまで出し切る、それによって自分の新たな発見ができるかも
スタッフ
スタッフ

100個も書けるかな…

実際やってもらうとわかりますが、大体皆さん20~30で手が止まります(笑)。
でも、そこから100個まで絞り出すのが、このワークの大事な部分です!

100枚書くときの以下のルールも伝えて下さい

  • 願いの大きさ・期間・年齢…関係なし!頭に浮かんだらすぐ書くでいい
  • ただし、非現実なことは×(過去に戻りたいなど)
  • この機会にとことん自分の願望と向き合う
  • 一度頭にある思考を全部出し切るつもりで書く
  • もう出ない!と思ってからが真骨頂、絞り出す
  • もう出てこない?小さい頃の願望や、今までの自分の場面を思い出して書く

学習会では触りだけ行い、後は各自持ち帰って、じっくり取り組んでもらうで良い

  • 100個出すのは時間がかかる作業なので、持ち帰りよく考えてもらう
  • そのとき、家族の願いにならないようにする、自分の希望を書く

とくに子供さんがいる方は、家族の願望に引っ張られがちです。

あくまで自分の願望が優先だと、伝えて下さい(もちろん、それが願望ならOK)

4、100枚並べて写メを撮ってもらい記録に残してもらう

  • ちゃんと取り組んだという、確認のための写メ
  • 場合によっては、担当に学習完了の写メを見せるなどの対応が必要かも?(そうしないと、学習に取り組まないスタッフも、残念ながらいます)
  • 写メは今後も、振り返りで使うので、保存しておくことを伝える
ワークショップ

5、書いたら各自100枚を並べて自分の思考の傾向を探ってもらう

  • 各スタッフは自分でカードを並べ替えたりして、自分の願望の傾向を探ってもらう
  • 自分はどんな願望や思考の傾向なのか、スタッフに振り返ってもらう

6、スタッフが自分自身を分析した内容を、担当と共有する(いちばん大事!

  • 場合によってはここで、担当と話し合いや面談などするのが望ましい
  • ここでしっかりスタッフと、担当の価値観のすり合わせをおこなう

※以下に詳細あり

人材育成担当
人材育成担当

スタッフの意外な一面が見つかりそうです。

実際、私の職場でも「もっとこうしたい、ああしたい」と実はスタッフは心の中で思っているんだなぁと、実感する場面がありました。

スタッフ
スタッフ

ここまで自分の思いを出す機会なんて無かったので…
しかも仕事だから、ちゃんと取り組めたのだと思います。

7、書いた願望を実現できるよう声掛けする

  • 自分が頑張って書いた願望は、実現させる努力をするよう伝える
  • 出来ることからで良い、情報を集めたり職場の仲間や家族に話すことからで良い
  • いつもと同じ生活→ちょい頑張って挑戦→学習領域→自己成長につながる

撮った写メを見て、書いた願望がどの程度進んだか、願望のアップデートなどスタッフ自身でリストを活用してもらって下さい。

ちなみに私の職場では、別にノートに書き写したり、アプリに落とし込んだりと自分なりに活用するスタッフがいましたよ。

頑張って書いた、自分の願望は宝物!書いて終わりにせず、ずっと活用してください。

100のやりたいことリストを作ったら、分析が大事

スタッフの思考の傾向を人材育成担当と共有する

面談する二人

100のやりたいことリストを作ったら、そのまま放置はダメです

スタッフに願望のカードを並べ替えてもらい、自分はどんな願望なのか、何を大切にしているのかを、自ら気づいてもらうことに意味があります。

  • 自分は活動的?ゆったり派?
  • 仕事で成果をあげたい?
  • 仕事とプライベートの重要度は?
  • 1人が好き派?大勢ワイワイ派?

※あくまで例です。

  • スタッフが自分自身を分析した結果を、人材育成担当と共有してください
  • 自分のあり方やキャラ設定のような感覚でOK
  • 担当とスタッフで掘り下げて、性格や傾向など深堀りしてみて下さい(この時間が大切)

人材育成で100のやりたいことリスト作りが効果的なワケ

スタッフの自己成長や業務の改善、スタッフとの信頼関係ができる

私が担当でワークショップを行ったときの、実際のスタッフの感想です。

スタッフ
スタッフ

堅苦しくない勉強会で良かったです。
自分をここまで振り返ることがなかったので、良い機会になりました。

スタッフ
スタッフ

会社側がが自分を理解してくれようとする姿勢が、信頼できると思いました。

人材育成担当
人材育成担当

スタッフの考えの傾向がわかり、お互いの距離も近くなりました。
こういう機会がないと、なかなかスタッフの内面まで読み取れないから。


以下は、ワークショップ後の、実際の私の職場の変化です。

  1. 人材育成担当が各スタッフの性格・ふだん思っていること・得意な分野を把握できた
  2. 各業務の担当を決める際に、スタッフの適材適所の見極めに役立った
  3. 担当とスタッフで願望の達成状況を話すなど、よいコミュニケーションツールになった
  4. 「自分の内面を理解してくれている人がいる」とスタッフの信頼を得ることができた

50~60代のスタッフも、しっかり取り組んでくれて「楽しかった!人生まだまだと思えた」と言って頂いたこともあります。

また、実は自分がやりたかったことを、長年先送りしていたスタッフが、この学習会を機にやり始め「プライベートが充実することで、仕事にも身が入る」といった方もいました。

まとめ:100のやりたいことリストで人材育成がうまくいく

人材育成はスタッフとの信頼関係が必須

人材育成に困ったら、やって欲しいワークショップをご紹介しました。

このワークショップでスタッフとの信頼を築きながら、実務教育を進めるのが良いです。

  1. スタッフ1人に対し100枚のカードを用意する(100均に売ってます)
  2. 1枚のカードにひとつの願望を書いてもらう(必ず100個100枚書くこと)
  3. 学習会では触りだけ行い、後は各自持ち帰ってじっくり取り組んでもらうで良い
  4. 100枚並べて写メを撮ってもらい記録に残してもらう
  5. 書いたら各自100枚を並べて自分の思考の傾向を探ってもらう
  6. スタッフが自分自身を分析した内容を、担当と共有する(いちばん大事!)
  7. 書いた願望を実現できるよう声掛けする

お互い人材育成に頑張っていきましょう。

参考文献

等記事は以下の書籍を参考にさせて頂きました。

  • メモの魔力/前田裕二
  • アウトプット大全/樺沢紫苑

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