【音声変化】初心者必見!5つのルールで英語は絶対聞き取れる

挫折しない初心者の英語学習

読めば理解できるのに…
ネイティブが話す英語になると聞き取れない

簡単な英文なのに細かいところが聞き取れないの…

なかなかリスニングが上達しない…

…といった英語学習の悩みがある方

理由はいたってシンプルです。

英語の音の変化のルールを知らないだけなんです
知らないから「想定している発音とちがう」音が聞こえてしまうんですね。


このルールを音声変化と言います。

以前にブームになった「アナと雪の女王」で、Let it Go を「レリゴー♪ レリゴー♪」とノリノリで歌いませんでしたか?

コレもれっきとした「音声変化」なんですね。


音声変化は英語の勉強をしている方に早い段階で知ってほしい音声ルールです。
そして習得すると劇的に英語が聞き取れるようになる魔法のルールなんです。

【音声変化】初心者必見!5つのルールで英語は絶対聞き取れる

管理人ベルは音声変化の学習をしなかったばかりに、中学レベルの英語のリスニングさえも、いざ聞くと全く聞き取れず自信消失した経験があります。
なので、英語の勉強をはじめた方は、ぜひ早めにこのルールを覚えてトレーニングをして

「英語が聞き取れる!わかる!たのしい!」と感じてほしいと思います。
そして聞き取るだけではなく


自分もカッコイイ発音になり「なんか自分ネイティブっぽい!」とテンションがあがるようになります。

この音声変化を知ると、英語がスーッと頭に入ってくるようになりますよ。
是非学習してみて下さい。

この記事は
リスニングがなかなか伸びない…
英語の音のルールの基本を学びたい
おすすめの参考書を知りたい…  
  
日本人の苦手意識「発音」のアレルギー克服をすべく、わかりやすさに重点をおいた内容となっています

音声変化ルール① 連結

連結 (Linking ) 単語同士がつながって発音される

「連結」はもとは別々の2つの単語が、つながって一語のように発音されることです。
例えば…

far away → 「ファーラウェイ」
an apple  → 「アナップル」
 …など

「連結」の起きやすい条件
  • 単語の最後が子音(母音以外のこと)でおわっている
  • 次の単語の最初の音が母音のとき(日本語でいう、あいうえお、a,i,u,e,o)

※注意
 ここで言う「子音でおわる」とは、あくまで発音上のことです。
 例えは…
 come on は「e」の母音で終わっていますが、発音上は子音「m」ですので次の「a」と連結して
 → 「カモン」になるんですね。

そう言われると…
確かに連結で発音した方が、言いやすいかも…?

そうなんです…。
この「連結」を含めた音声変化のルールはすなわち、発音の言いやすさから発生するものなのです。
ネイティブも「楽だから」こういう発音をしているんですね。

音声変化ルール② 同化

同化 (Assimilation) 隣り合う音によって違う音に変化する

例えば…

Did you → 「ディヂュー
as you like → 「アヂューライク」
let you know → 「レチューノゥ」   …など


あ。これ…
Would you like…「ゥヂュライㇰ…」
のパターンですね。

そうです!
そして、この同化は複数のパターンが存在します。
主な条件は以下のとおりですが、学習に慣れたところで色々調べて学びを深めてみて下さいね(後でおすすめの参考書もご紹介します)。

「同化」が起きやすい条件 (yの音と混ざり合うときのパターン)
  • 前の単語の最後の音が「t/d/s/z」 + 「y」 の音のとき

同化は特定の単語でしか起きなかったり、日本人でも割と聞きなれた音が多いです。
馴染みのある音声変化です。

音声変化ルール③ ら行化

ら行化 (Flapping)「ら行」のような音で発音される

冒頭でお伝えした「レリゴー♪」のことですね。

もしかして?ザ・ビートルズの名曲「Let it Be」もそうなのかな?

「レリビー♪レリビー♪」

そうなんです!
ネイティブの発音がカッコいいのはこの「ら行化」の影響が大きいのかな…と思います。
管理人ベルもいつか betterを「ベラー」とカッコよくキメたいと思っています。

例えば…

computer → 「コンピューラー
not at all → 「ナラロゥ」
little → 「リゥ」

もう…これだけでネイティブっぽいですよね。
ら行化には大きく分けて2つの起きる条件があります。

「ら行化」が起きやすい条件
  • t」や「d」が母音a,i,u,e,o)に挟まれると日本語のら行に近い音になる
  • t」や「d」が母音と「l」に挟まれると日本語のら行に近い音になる

確かに…上の青い文字の音に、赤い文字の音が挟まれていますね。

※注意
 この「ら行化」はあくまでアメリカ英語の場合です
 イギリス英語は 「t」「d」 もそのままちゃんと発音されることが多いです

water「ウォーラー

こうやって法則を知ると

何だか発音も気恥ずかしくないですね…。

そうなんです!
日本人ってネイティブっぽい発音をどこか「気恥ずかしい…」と思う傾向がありますよね。
でも…
これらを「5つの音声変化のルールのひとつなんだ!」と思うと、とたんに自信がつきませんか?
そういった意味でも音声変化の学習は意味があると思います。

音声変化ルール④ 脱落

脱落(Elision) あるべき音が発音されない、聞こえにくくなる

同じ子音が続くときに、前にくる子音が脱落します。

例えば…
good day → 「グディ」

このパターンは 「d」が続いています。
本来ならdの破裂音を2回出さなくてはいけない所、1回で済ませている…ということです。

省エネ!ってことですね。

そうです!音声変化って「出来るだけ楽に発音する」…の省エネ…てことなんですね。
そう考えると、なんだか気が楽になりませんか?

※注意
 脱落という言葉から完全に発音していないイメージですが、あくまで「破裂を起こしていない」ということですので「グデイ」にはなりません。
 「グッディ」が正解です。息を止めた感じの発音です。

脱落は他にいくつかのパターンがあります
例えば…

Is it → 「イズィッ」 語末の破裂音が脱落するケース

kindness → 「カインネス」 子音と子音の間の「t」「k」「d」が脱落するケース

Internet → 「インネェㇳ」 「n」と「t」の連続で「t」が脱落するケース

※注意
 イギリス英語は「t」の音をはっきり発音する場合が多いです。
 臨機応変に使いわけてくださいね。

脱落…
どうりでネイティブの発音が聞き取れないわけだ…
もともと発音していなかったんですね…

息をとめる破裂音の時は聞こえにくいんですね…

音声変化ルール⑤ 弱形

弱形(Weak Form) 弱く短く発音される

管理人ベルは「your」は当然「ユアー」とに発音されると思ってました。
しかし、実は違うんです!

ネイティブは「ヨ」と軽く短く発音するんです!これにはびっくりでした。

これが音声変化のなかで日本人にいちばん馴染みの薄い「弱形」という変化です。

なるほどー
だからネイティブが「your bag」を発音するとき
「ヨバァグ」みたいに聞こえるんですね…

そうなんです…
この弱系のおかげでネイティブの発音が「??」と感じてしまうことがあるように思います。

でもこれも「法則性!ルールなんだ」と学習することで段々と聞こえるようになります。

弱形は…
文中でそれほど意味のない語を「弱く・軽めに」発音する…簡単に言うとそうなります。
日本語にはない法則ですよね…

例えば…
our culture → 「アーカㇽチャ」(アーは軽く短めに)

at night → 「アッナイッ」(アッは短く、tは脱落)

can → 「クン

and → 「

canが「クン」⁈
andが「ン」⁇

そうなんです!知らないですよね!

日本人はしっかり習って来なかったことなので、知らなくて当然なんです。
学校では単語を「強形」で教えるので。

でもこれからは「法則を知る」ことで聞き取れるようになりますよ。

弱形が起きやすい条件
  • 文中であまり意味のない語 → 機能語という →前置詞・接続詞・助動詞など
  • 機能語 → 強形と弱形がある
  • 機能語 → 文中では弱形で発音される傾向にある(強調したい時は強形になることある)

弱形の例
the  → 「ドゥ」
will → 「ウゥ」
was → 「ゥズ」 
※注意 強形は通常の発音です

これはほんの一例です。
まだまだたくさんの弱形があります。

びっくり…
強形・弱形を聞き比べるとすごいギャップがある!

でも確かに…

ネイティブの発音をよーく聞くと短く軽く発音してるのがわかりますね…

そうなんですよね…
ネイティブの発音がやけに速く短く聞こえていたのは、この弱形の影響が大きいのだと思います。

でもこれも「ルールなんだ」と勉強したことで、今後は落ち着いて英文を聞けるようになりますよ。

音声変化の参考書【1冊でマスターできる】

この書籍に出会わなければ、管理人ベルはいつまでも英語を聞いていても理解出来なかった…と思います。

音声変化

「5つの音声変化がわかれば英語はみるみる聞き取れる」
 StudyHacker ENGLISH CAMPANYより

解説・トレーニング・ディクテーションなど…
この本
1冊で音声変化の学習が網羅できる内容です。


特にQRコードですぐに音声にアクセスできるので、本の内容とすぐ照らし合わせながら学習できます。

本のコンセプトである「10日間で最速・時短リスニング」が本当に実現できる内容でした。

【効果的】音声変化をしっかり定着させる勉強法

ディクテーション

音声変化のルールを学習したらディクテーションを行ってみて下さい。
かなりの力がつきます。

ディクテーションとは

英語を聞いて紙に書き取るトレーニング法です

聞き取った音声をすべて、単語1つ1つを書き取ります

わりと地味な勉強…

わかります!
でも是非学習してみて下さい。
勉強した音声変化がみるみる聞こえてくるようになりますよ!

ディクテーションの効果
  • 聞き取れない所 → 音声変化が起きている 
  • 聞き取れない所 → 自分が聞き取れない苦手な音声変化が起きている

※注意
 自分が聞き取れなかった所は必ず「どんな音声変化が起きたのか?」と学習に戻り確認してくださいね(これとても大事)。

ディクテーション…
結構ハードですね…
頭フル回転になります!

そうなんです!

ディクテーションは耳を澄ますだけではなく文脈・文法も意識するので、とても勉強になる分ハードです。

  • ディクテーションの英文は自分がわかるレベルを選ぶ…ことがコツです

参考記事→ 6つの基本動詞を使いこなそう|英語の初心者でも会話ができる!

まとめ:音声変化を学習の早い段階で学ぶメリット

ネイティブの会話は「速いから聞こえない」…は間違い

多くの方はネイティブの会話が「速すぎて聞こえない」と考えます。

その理由は「ネイティブの実際の発音」と「自分の知識として知っている発音」にギャップがあるからなんです。

発音のルールである音声変化「連結・同化・ら行化・脱落・弱形」を知ることで、そのギャップを埋めることが可能です。

でも、音声変化と言うと「わかりにくそう…」と学習を後回しにしがちです。

でも音声変化を早い時期に学ぶことが英語学習の最短の道になります。

音声変化を知らずしてただ漠然と「たくさん英語を聞いて耳を慣らす」学習がいちばん時間がかかってしまう勉強法です。

音声変化を学ぶとこんないいことあります!
  • 英語の音には一定の法則性、一定の傾向があることを知れる
  • 知ることで自分の思っている英語の音ネイティブが話す音とのギャップがなくなる
  • 自分の思っている通りの音が聞こえる
  • リスニングが上達する → 英語がたのしい!

難しく考えず学習に取り組んでみて下さい。

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